E-A-Tとは?Googleが定める「高品質コンテンツ」について

E-A-Tとは一言で表すと、webサイトやwebページの「専門性」「権威性」「信頼性」の3つの意味を指します。
E-A-Tを制する物はSEOを制すと言われているぐらい重要な項目で、元はといえば、Googleが創り出した造語で、3つの頭文字を組み合わせた内容となっています。

そこで今回は、SEO対策で重要になってくるE-A-Tの解説と、高品質コンテンツを作成するためにはどうしたら良いのかをご紹介いたします。

E-A-Tを詳しく解説

E-A-TとはGoogleが定めている「検索品質評価ガイドライン」でページ品質評価の最重要項目と記載されており、SEO対策には欠かせない最も重要な3原則と言っても過言ではないでしょう。

参考サイト:General Guidelines (Google’s Search Quality Rating Guidelines)
https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf
※英語記事

検索品質評価ガイドラインとは?

検索品質評価ガイドラインとは、Googleが採用した外部の評価者がwebサイトを検索した時に品質を評価するために作られたガイドライン(マニュアル)のことです。
Googleに採用された外部の評価者が、検索したwebサイトの品質を評価するために特定のサイトへ訪問します。
訪問をしたら、そこで評価基準として使用しているのが「検索品質評価ガイドライン」で、サイトの品質を実際に評価します。
この検索品質評価ガイドラインとは、本来はGoogleの極秘資料でしたが、過去に度々流出したことがありました。
その経緯から、現在では「General Guidelines」という題名で英語版が一般の方も閲覧できるようになっています。

Expertise(専門性)

専門性とは、webサイトやコンテンツ自体がその業界に特化した知識や内容に沿っているかを指します。
例えばですが、医療系のサイトであれば病気やケガに対して専門知識が記載されているかが重要です。
そのため、その分野のエキスパートが記事を作成することによって、専門性が高くなり、評価されやすくなる可能性があります。
E-A-Tの中でも特に力を入れるべきなのがこの「Expertise(専門性)」です。
専門知識が高いwebサイトや高品質コンテンツを作成し、情報を発信することでGoogleがwebサイトを高く評価し、検索順位の上昇が期待できます。
検索順位が上位になればユーザーの目に止まりやすくなり、権威性や信頼性がより高まります。

Authoritativeness(権威性)

webサイトやコンテンツ自体がその業界でどれぐらい認められているのかを指します。
権威性があるサイトというのは、誰が見てもこのwebコンテンツの内容は正しいと言えるサイトのことです。
近年、多くのメディアなどで監修者付きのコンテンツが増加しているのも、これが理由でしょう。
また、webコンテンツの内容だけではなく、webサイトを外部から見た評価や、長期間そのwebサイトを運用しているという運用実績などが重要となります。

Trustworthiness(信頼性)

信頼性とはwebサイトを見る人にとって信頼できる情報やサイトであるか、そして運営者の信頼性を判断するものです。
発信している人が、匿名ではなく実名であることや、個人よりも法人、実績の少ない人物や企業よりも多くの口コミがあるような実勢がある人物や企業というように、webサイトを運営している人の情報やプロフィールを充実させることで、webサイトを訪れた人へ信頼感を与えられます。
また、webコンテンツ内で事実に基づいて科学的根拠(エビデンス)をきちんと示している、信憑性が高い公的機関などの情報を引用していることも信頼性の評価に大きく影響するでしょう。

なぜE-A-Tが重要視されるようになったのか

Googleの検索エンジンの精度が現在のように高くなかった2000年代は、精度の低さを使い、スパムのような施策を行い高い効果を生み出していました。
例えばですが、検索キーワードをたくさん詰め込んだコンテンツや、他のwebサイトからも被リンクが多いコンテンツなどです。
その結果、コンテンツ自体に中身がないのにキーワードが多く含まれているため検索結果で上位表示されてしまうというような状態でした。
ですが、Google社も検索エンジンの精度を上げて2010年頃には先ほどのようなSEO対策が通用しなくなり、現在では信頼性が明確であるwebサイトの評価が高くなるようにできています。

E-A-TとYMYLの関係について

YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、健康や安全、金融にまつわる情報の総称のことを指します。
YMYLの範囲は、多くの人の人生や命、その情報で人生を変えかねない責任があるコンテンツのため、Googleはここ近年でYMYLにあたるコンテンツをかなり厳しく評価する傾向にあります。
このYMYLのジャンルには、E-A-Tの基準が最も重要です。
E-A-Tが十分に備わってないと判断されてしまえば、webサイトを検索上位に表示させることは難しくなります。

YMYLとは

YMYLとは、人の生死の情報やキャリア、お金など、人々の人生に大きな影響を与える健康や安全、金融などについてのジャンルの総称です。
Googleが発表している「検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)」では、YMYLについて次のようなものを代表例としてあげています。

  • 買い物や金銭の取引に関するページ
  • 金融の情報を扱うページ
  • 医療の情報を扱うページ
  • 法律の情報を扱うページ
  • ニュースや国民に対する公的な情報を扱うページ
  • その他のYMYLについてのページ

この項目の他にも2019年9月に、新しい項目が追記されました。

  • 人種や宗教に関するページの追加
  • 医療の情報を扱うページに以下の事例が追加
    防災
  • その他のYMYLに関するページに以下の事例が追加
    フィットネス
    物件情報
    大学や求人情報
    栄養情報

YMYLの中でも医療系のジャンルが厳しい?

YMYL野中でも特に厳しい評価をされるのは医療系のジャンルです。
間違った情報を見てしまった人が健康を概してしまわないようにE-A-Tが重要となってきます。
YMYLの分野でE-A-Tが特に重要視されるようになったのは「WELQ問題」が背景にあります。
医療や健康に関する情報をまとめたキュレーションサイトのWELQにおいて、他のサイトから無断引用が行われていたり、専門知識のない素人のライターによって間違った医療情報が大量にアップされたりしていました。
当時のアルゴリズムでは、信頼性という評価部分が重視されておらず、検索結果においてキーワードと関係のない情報が上位に上がってくるような仕組みになっていました。
webサイトを閲覧しているユーザーの生活や健康を損なう情報が表示されているような状態でした。
そこで、検索順位を決めるアルゴリズムが大幅に刷新され、E-A-Tを満たしていないとされるサイトは検索順位を大きく下げられました。
特にYMYL分野においての検索順位の変動は明瞭で、閉鎖されたwebサイトも多く、このアップデートの影響が大きく現れています。

E-A-Tを高めるためには?

ここで気になるのは、E-A-Tを高くする対策ですよね。
どれか1つだけを高めようとするのではなく、3つを意識して屈強なwebサイトにすれば、E-A-Tが高まりユーザーにとっても信頼され、検索順位が上がるでしょう。
まずは、以下の3つの内容を試してみましょう。

  1. E-A-Tを高める方法を理解する
  2. E-A-Tの高い高品質のコンテンツを作成する
  3. E-A-Tが高いことをGoogleに知らせる

最初にE-A-Tを高める方法を理解することが重要になってきます。
ただ、知っているとできるは別で、実際にE-A-Tの高い高品質なコンテンツを作成し、E-A-Tが高いとGoogleに評価されることが大切です。
必ずしも知名度のある有名人や大企業、お医者さん、スポーツの経験者などの専門知識が評価されるのではありません。
知名度や専門知識があることで有利に働きますが、工夫次第ではE-A-Tを高めることが可能です。

高品質なwebページの特徴

  • E-A-Tが高く信頼性がある
  • ページの目的が達成されている
  • 更新が定期的に行われている
  • webサイトの情報が充実している
  • webサイトの質と量が十分にある
  • タイトルがメインのコンテンツを十分に表している

低品質なwebページの特徴

  • E-A-Tが低く信頼性がない
  • ユーザーの役に立つコンテンツがない
  • メインのコンテンツが複製されたものである
  • 広告などによってメインのコンテンツが邪魔されている

Expertise(専門性)を高める

ジャンルに特化

まずはExpertise(専門性)を高めるのが前提だとして、ジャンルに特化することで大切です。
あらゆる内容を網羅するようなwebサイトではなく、特定のテーマに特化したwebサイトを構築しましょう。
構築する際に、自分の経験や実績が生かせるようなwebサイトにしましょう。

専門知識の質と量を高める

専門性において重要なことは、専門家になるのではなくて、ある特定の分野で専門知識を増やすことです。
ユーザーに専門的な知識を多く提供している「量」の多いサイトは専門性が高いと評価されるでしょう。
まずは、そのジャンルに特化した情報の量を多くすることと、ジャンルに関連する情報を網羅することです。

Authoritativeness(権威性)を高める

著名社や運営会社の名前を明示させること
権威性とはwebコンテンツの内容ではなく、誰が言っているのかで判断されます。
誰が言っているのか判別するためにはコンテンツに著名者や運営会社名を表示させることが大切です。
著者や運営会社がSNSやYouTubeなどで影響力を持っている場合、名前がわかることで見ているユーザーもGoogleもこの人の情報が有益だと権威性を判断できます。

被リンクを利用する

権威性を高めるためには、すでに権威のあるサイトから評価してもらうことも1つの方法です。
有益な高品質なコンテンツを作り、権威のあるところから評価された時に紹介したいと思ってもらえることが重要です。
例えばですが、サッカーの練習方法を解説したブログでも、専門家の方より分かりやすく説明できればプロの指導者から「このブログが参考になるから」と紹介してもらえる可能性があるかもしれません。
また、高品質のコンテンツを作ることはもちろん、webサイトの存在を知ってもらうことが大切になるので、SNSなどで認知してもらえるように積極的に発信を行いましょう。

Trustworthiness(信頼性)を高める

情報を詳しく示す
先ほど権威性を高める方法でも紹介した「個人名」や「運営会社名」を公開することで、信頼性を高めることにつながります。
信頼を高めるためには、名前だけではなくさらに詳しい情報を示しましょう。
内容としては、

  • コンテンツの公開した日
  • コンテンツを更新した日
  • 会社の住所
  • 責任者
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • サービス名
  • 働いている人数
  • 会社の風景

などが当てはまります。

webサイトを見ているユーザーに情報を開示させて、安心感を与えましょう。

編集ポリシーを示す

ニュースサイトやメディアの場合は編集のポリシーを示しましょう。
編集ポリシーとは、どのような方向性やゴールを目指してwebコンテンツを運営しているかなどの理念を表すことが大切です。
編集ポリシーを公開させることで、webサイトを見ているユーザーやGoogleにどんな運営元なのかを理解してもらうことで信頼性につながります。

すべて実践してE-A-Tの高いwebサイトを

上記で解説したようなE-A-Tを高める方法を実践しても、すぐに成果にはつながりません。
新しいお店がいきなり大手企業や老舗のブランドと肩を並べるのが難しいのと同じです。
地道に行うことが、Googleやユーザーから評価されることにつながります。
E-A-Tは奥が深いものなので、継続すると共に細やかな部分を実践していきましょう。
検索上位を上げるためには継続あるのみです。すぐに結果が出なくても根気よく繰り返すことをおすすめします。