【Google広告・Yahoo!広告】PPC広告とは?使い方と活用法

Web広告を掲載したいけどどうやって始めればいいかわからない、内容が難しくてよくわからないなど、お困りの方も多いのではないでしょうか。今回は、PPC広告の使い方と活用方法についてご紹介いたします。
PPC広告とは
PPC広告とは、「Pay per Click(ペイ・パー・クリック)」の略です。
結論から言うと、PPC広告とはクリックされるごとに課金される広告のことを指します。
ネット上での広告はこのPPC広告が使用されることが多いです。
PPC広告は、表示されただけでは広告費は発生しません。
広告がクリックされなけれるごとに課金され、表示されただけだと費用は0円となります。
PPC広告のメリット
インプレッション課金だとクリックされなくても広告費が発生してしまいます。
そのために費やした広告費と売り上げが比例しない可能性もあります。
一方で、PPC広告ではクリックされた時に初めて課金される仕組みとなっています。
効率的な課金システムとなっているので、無駄な費用を使わなくて済みます。
Google広告とは?
Google広告とは、Googleに広告を配信できるサービスのことを指します。
その中でもリスティング広告(GSN)、ディスプレイ広告(GDN)、動画広告(YouTube)などがあります。
1.Googleリスティング広告(GSN)
Googleリスティング広告とは、ユーザーがGoogleで検索をした際、検索結果で上の方や下の方に掲載されるテキストの広告のことを指します。
ユーザーが情報を求めている際に、必要の応じて広告を表示できるので、訴求が高い広告です。
2.Googleディスプレイ広告(GDN)
ディスプレイ広告は、Googleが提携しているGmailやYouTubeなどに広告を表示できます。
3.Google動画広告(YouTube)
Google動画広告は、YouTube広告とも言われています。
その名の通り、YouTubeを使用して動画でユーザーにアプローチする広告です。
平成30年に総務省の研究機関が出したデータだと、日本のYouTubeの利用率は72.2%で、10代から20代では90%以上となっており、今後無視できない媒体であることは間違いないでしょう。
この動画広告のみPPC広告とは料金形態が異なり、一定時間の視聴に対して決められた単価が費用となります。
スキップが可能な広告は、広告が表示された回数で課金されます。
Yahoo!広告とは?
Yahoo!広告とは、Yahoo!JAPANに広告を配信できるサービスのことを指します。
その中でも、検索広告とディスプレイ広告(YDN)の2種類があります。
1.検索広告
検索広告とは、Yahoo!JAPANで検索した際に、検索されたキーワードに基づいて検索結果の画面に表示される表示されているテキストの広告を指します。
検索広告は、リスティング広告と呼ぶ場合もあります。
この広告は検索するユーザーはすでに興味を持っていると認識されるので、キーワードに対して関心の高い層にアプローチをすることが可能です。
キーワードごとに設定した、上限のクリック単価と広告の品質によって、競合オークションにかけられ、その後、広告の表示有無や検索結果順位が決定します。
こちらも表示されたとしても、クリックされるまで課金されることはありません。
2.ディスプレイ広告(YDN・YDA)
ディスプレイ広告(YDN)は、Webサイトやアプリの広告枠に表示されるテキスト、画像、動画広告のことを指します。
ユーザーの興味や関心、年齢や性別、地域などによってターゲティングを行い、ターゲット層に合わせてアプローチが可能です。
Google広告とYahoo!広告の違いとは
この2つの広告の違いについて解説いたします。
1.ユーザー層の違い
Google広告とYahoo!広告では、ユーザーの層が異なります。
- Google広告→スマートフォンを使用しているユーザーが多い
- Yahoo!広告→40代〜60代が多く、PCを使用しているユーザーが多い傾向
2.掲載先の違い
Google広告とYahoo!広告では、広告の掲載先が大きく異なリます。
Google広告
- 検索広告→Googleの検索結果、提携先のサイト
- ディスプレイ→YouTube、Gmail、提携先のサイト
Yahoo!広告
- 検索広告→Yahoo!JAPANの検索結果、提携先のサイト
- ディスプレイ→Yahoo!ニュース、Yahoo!知恵袋、提携先のサイト
3.広告表示オプションの違い
Yahoo!広告はオプションが4個しかないのに対して、Google広告では10個のオプションが選べます。
PPC広告の活用方法
まずは審査に通過しよう
PPC広告は、まず掲載したい媒体での審査を通過することから始まります。
審査が落ちた場合、何が原因なのかすぐに判断がつくものもあれば、原因がわからないものもあります。
キーワード選択が重要
広告を出したとしてもクリックされなければ意味がありませんよね。
この場合、検索キーワードの選び方や組み合わせが重要になってきます。
常に修正を加えながら、最適なキーワードを設定を目指して改善していく必要があります。
闇雲にキーワードを入れ替えても分析しなければ、対策を立てることは難しく、広告が表示されている状況(インプレッションやページビュー)から長所と短所を読みとる専門知識も必要になってくるでしょう。
除外キーワードの設定
除外キーワードは広告の掲載精度を上げるために設定しておきましょう。
除外キーワードとは、特定の言葉を含む検索に対して広告が表示されないようにするキーワードです。
この除外キーワードを設定しておけば、意図していない検索結果で表示されることを防ぐことが可能です。
PPC広告にかかる費用
表示されてもクリックされなければ、広告費が発生しないPPC広告ですが、費用がどのぐらいかかるか気になりますよね。
現在では多くの広告がこのPPC広告を利用しているケースが多く、費用の変動が起きている部分もあります。
PPC広告の料金
PPC広告はバナーを使う場合などのデザインなどの諸費用以外に、純粋な掲載料金は発生しません。
広告費の計算式はこのようになってます。
「クリック回数✖️クリック単価=費用」
ここで気になるのが、クリック単価ですよね。どのように決定されているのでしょうか。
クリック単価は入札する
クリック単価は掲載したいサイトへ入札で申請を行います。
もちろん高い入札額を出したサイトが優先的に表示されるようになりますが、入札額が低いと申請が却下されるという訳ではありません。
広告の掲載場所や実績、競合数が多いサービスなど、様々な要因で金額が決定しているものもあり、変動もしやすい傾向があります。
また、現在PPC広告を希望する件数が多くなり、それに比例して料金も上がっています。
費用の支払い
費用は前払いとなっており、クリックの件数だけが差し引かれて金額が0円になっていれば自動的に停止します。
ですので、広告費が高くなるという心配はありません。
支払いはクレジットカードや銀行振込などが選択できます。
まとめ
Web広告は様々な種類がある上に、進化が止まりません。
広告に対して効率よく運用されているか、また、費用対策効果がさらに良くなる方法などがないか、ユーザーのニーズに合っているか常に改善していくことが大切です。
広告運用の手段として、PPC広告を検討してみてはいかがでしょうか。
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