整体院・整骨院の開業準備と期間は?

整体院や整骨院を開業したい時、何から行動したらいいのでしょうか。
開業を決意してからオープンする当日までは、やる事がたくさんで混乱してしまう方も多いでしょう。
事前に流れを知っておけば、いざと言う時にスムーズに準備が進められるはずです。
そこで今回は、整体院・整骨院の開業準備と期間についてをご紹介いたします。

開業を決めたら

整体院や整骨院の開業を決めたら、医療従事者としての技術や知識だけではなく、経営者としてのスキルや経営資金、新たな資格取得も必要になります。
せっかくこれまで培ってきた技術も、多くの人に知ってもらわなければ経営がうまく行かないかもしれないので、事前に集客する方法も調べておきましょう。
また、開業までの資金繰りなども事前に把握や調べておく必要もあるでしょう。

準備期間はどれぐらい

開業までの準備期間は約5ヶ月から6ヶ月を目安に進めましょう。
ここで開業準備期間に大きく関わってくるのが、物件選びです。
後ほど物件探しの項目でも少し触れますが、選んだ物件によっては内装や外装工事に時間がかかります。
居抜き物件を選んだ場合は、内装工事にあまり時間がかからないため準備期間を約2ヶ月から3ヶ月に短縮することもできるでしょう。
物件契約後は賃料が発生してしまう事が多いので、最短で準備を進めなければなりませんが、物件決定前であればどれだけ時間をかけても問題ありません。
人それぞれで開業期間は異なりますが、完璧な状態で開業したいのであれば、焦らずゆっくり進めることも大事でしょう。

開業に必要な資格とは

整骨院・接骨院

整骨院を開業するにあたり、必要な資格が柔道整復師の国家資格です。
以前は、柔道整復師の資格を保持していれば開業することができましたが、平成30年(2018年)4月以降からは資格取得後、最大3年の実務経験と、2日間の施術管理者研修の受講が義務付けられるようになりました。
さらに、国家資格と先ほどの条件をクリアしていないと、健康保険などの療養費を取り扱いを管理する施術管理者の資格を取得することができません。
開業を検討している方は、条件を満たしているか確認しておく必要があるでしょう。

整体院

整骨院・接骨院と違い、整体院を開業するために必要な資格は特にありませんが、開業届を提出し申請すれば誰でも整体院を開業する事が可能です。
ですが、整体院は身体を整え不調を改善する場所です。
開業できたとしても、知識や技術がなければ集客がうまく行かず事業を続けていく事が難しいでしょう。
整体院を開業検討している方は、知識や技術を事前に身に付けておくことをおすすめします。
また、おすすめな資格もあるので取得してみて下さい。

  • 一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会認定資格
  • MTC療術師協会認定整体師
  • 柔道整復師(国家資格)
  • あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
  • 鍼灸師(はり師・きゅう師)(国家資格)

開業準備の流れ

1.資金を集める

開業に必要とされている初期費用は約450万円ほどかかると言われています。
約15坪ほどの大きさの店舗を想定した金額です。
主な費用の内訳は、物件費用(物件取得費用・内装・外装)、設備費用、備品購入費、広告費です。
新規物件だと内装工事費もかかるので、費用を抑えたい方は、居抜き物件の活用をおすすめいたします。
椅子やベッドなどの施術専門の設備も、こだわりがない方は中古品を選ぶと出費が抑えられます。
施術着やタオルなどの備品も、専門サイトで検索すると安くで買える可能性もあるので確認してみましょう。
1番費用がかかる物件費用を抑えたい方は、自宅開業の方法もあります。個人(1人)で始める方にはおすすめでしょう。

2.事業計画を立てる

開業するためにはコンセプトの設定や、資格や届出を出さないといけないものの情報を整理しておく必要があります。
それに加えて、開業日の決定などを行い今後の計画を立てます。
ある程度のコンセプトが決まれば、内装や外装などの雰囲気を決定しやすくなります。

3.物件探し

事業計画が固まってきたところで、物件探しを始めましょう。
物件探しの方法は、インターネットや不動産に相談するなど様々な方法があります。
先ほど資金集めでお伝えした居抜き物件の他にも、スケルトン物件と言われている何も手を加えられていない新規物件があります。
初期費用はかかりますが、イメージ通りにしたい場合はスケルトン物件をおすすめします。

立地に合わせてターゲット層を決める

物件探しの際に、得意とする症状や年齢層によって物件や場所を決める事が重要です。
整体院や整骨院を経営するのであれば、顧客を定期的に獲得しなければなりません。
長く経営を続けていくためにも、あらかじめ施術メニューと立地に応じた顧客層を設定しておくことも考えておきましょう。

競合店との差別化

この時期に周辺の競合店舗との差別化を図りましょう。
まずは、どのような症状に特化する院にするのか、お客様にどのような施術メニューを提案できるのかを考えておきます。
競合店舗のリサーチをした上で、院の特徴を明確にしてそれに合わせて戦略を練る事が大切です。

4.内装や外装の工事

物件を決定したら、内装・外装工事を進めましょう。
外装は通行人の目を引くものになります。
初めて訪れるお客様にとってはお店の第一印象になるので、重要な部分です。
内装工事は、お客様が快適に過ごせるように、業者と打ち合わせを入念に行ってレイアウトの決定をしましょう。

5.開業手続き

店舗の準備が整ったら、開業のために開業届と申請、申告書を提出しましょう。
開業届とは、個人事業の開業や事業を始める時に税務署に提出する書類のことです。
開業届けを提出することで、国から開業を認められたことになります。
合わせて、開業手続きと一緒に青色申告書を提出する必要があります。
開業したあとは、確定申告が義務付けられており、白色申告書と青色申告書の2種類があります。
青色申告書であれば、最大65万円税金が控除されるなどメリットがあります。

開業届を提出するまでの流れ

1.書式の入手

国税庁のホームページからダウンロードして印刷

2.必要事項の記入

指名や事業地の住所、マイナンバーや職業・屋号、事業概要や開業自由を記入する

3.身分証明書を用意する

開業届を提出する際に本人確認ができる証明書が必要になるので、マイナンバーカードや住民票、運転免許証、パスポート、被保険者証を用意する

4.開業届と青色申告承認申請書の控えをとる

開業届と青色申告承認申請書を税務署に捺印してもらった上でコピーをとっておく

6.集客の準備

集客の準備で必要になってくるのが、ホームページです。
近年ではスマートフォンが普及し、インターネットで何でも検索できるようになったので、たくさんの人へ知ってもらうためにもホームページが有効となります。
ホームページ以外の集客方法もありますが、最終的には自社ホームページで集客ができるようになれば、広告に費用をかける必要がなくなります。
また、チラシやSNSなどでは伝えられないような院の強みなどを発信する事ができます。
そのため、集客の準備をするのであればホームページも合わせて作成することをおすすめします。

まとめ

今回は、整体院・整骨院の開業準備と期間についてをご紹介いたしました。
整体院や整骨院の開業についてイメージが定まっていないと、準備段階で予想外の問題が発生したり、スケジュールがうまく進まないなどの可能性があります。
開業を検討している方は、事前にこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。