モバイルファーストインデックスとは?対応方法について解説

整体院・整骨院向けモバイルファーストインデックス解説

コラムをご覧いただきありがとうございます。整骨院・整体院専門のホームページ制作会社クリニックエール代表の篠木です。

今回は、モバイルファーストインデックスについて詳しく紹介していきたいと思います。SEO対策をする上で重要なポイントとなりますので、ぜひ一読いただければ幸いです。

モバイルファーストインデックスとは?

モバイルファーストインデックスとは

モバイルファーストインデックス(MFI:mobile first index)とは、モバイル版のサイトを評価基準とし、検索順位を決定するという仕組みです。検索順位は、Googleの検索エンジンでアルゴリズムによって決められています。

アルゴリズムとは、サイトの内容、テキスト、ページのボリュームなど200以上の要素を基準に順位を決める仕組みのことです。これまではPCサイトを基準に、検索順位が決められていました。

しかし、Googleの調査によると2015年にはモバイルからの閲覧数が過半数を超え、PCからの閲覧が少数派になるという結果が出ました。

このように、webコンテンツの主流がスマートフォンになっているという時代背景もあり、2018年3月よりモバイルファーストインデックスへの移行を開始するとGoogleからの発表がありました。

それ以降、徐々にモバイルファーストインデックスへと移行されていき、現在では約70%以上の利用者が移行を完了しているとのことです。
なお、2021年3月には完全にモバイルファーストインデックスへ強制移行することが発表されています。

モバイルファーストインデックス導入による影響とは?

このモバイルファーストインデックスに対応していない場合、ホームページにはどんな影響があるのでしょうか。詳しく解説していきます。

サイトへのアクセスが大幅に減少する可能性がある

Googleでモバイルファーストインデックスの取り組みをするのであれば、検索エンジンを変えればいいのでは?と考える方もいらっしゃるかと思います。

検索エンジンには種類がありますが、世界的に見てもその大半をGoogleが占めています。日本で言うと、Yahoo!などの有名な検索エンジンも、実はGoogleの検索エンジンを経由して表示しているのです。そのため、Googleの検索エンジンは実質約90%以上を占めていることになります。

Googleで検索エンジンに引っかからないとなると、キーワード検索をしてもサイトが表示されないと捉えても良いでしょう。pcサイトでは検索順位が高いのに、これによって検索順位がガクッと下がるともったいないですよね。

PC版サイトしか対応していない場合、検索順位が下がる

スマートフォンが評価基準となるということは、pcでしか閲覧できないサイトの場合、もちろん検索エンジンの項目も異なるということになります。
pcサイトの順位が高くてどれだけ良いサイトでも、スマートフォン対応がされていなければpcサイトの検索順位も下がってしまいます。

モバイルファーストインデックスの確認方法

では、ご自身のサイトがモバイルファーストインデックスに対応しているのか、確認していきましょう。
今回は、Google Searvch Consoleを用いて確認する方法をご紹介します。
まずGoogle Search Consoleにログインします。

①ポップアップの確認

ログインすると、モバイルファーストインデックス移行完了のポップアップが表示されます。※ただし、これは移行後時間が経っていると表示されなくなります。

②ポップアップが表示されなかった場合

設定を開き、概要欄のインデックス クローラを確認します。
「スマートフォン用Googlebot」という記載があれば、モバイルファーストインデックスに対応していることになります。

モバイルファーストインデックスへの対応方法

モバイルファーストインデックスへの対処方法

スマートフォン対応がされていないサイトや、対応はされているけれど検索順位が上がらないサイトに向けて、その解決方法をいくつかご紹介します。

Webサイトをモバイルフレンドリーにする

モバイルフレンドリーとは、スマートフォンで閲覧した際に、快適に閲覧できるか、表示が最適化されているか、といった指標のことを意味します。
今回のモバイルファーストインデックスの完全移行を受けて、モバイルフレンドリーを適用するサイトは増加するでしょう。そのため、対応していない場合は検索順位が下がる要因にもなり得ます。

スマートフォンサイトを用意する

これには、いくつか方法があります。

レスポンシブデザインにする(1つのURL、1つのHTML)

レスポンシブデザインとは、1つのURLでデバイスのサイズ(スマートフォン・タブレットなど)に合わせて適切な表示に変えられるものです。
Googleではこの方法を推奨しており、サイトの更新をするにも合理的な方法です。SEO対策としても一番有効な方法と言えます。

動的な配信(1つのURL、2つのHTML)

1つのURLを別のHTMLで管理し、デバイスによってアクセスするHTMLを分ける方法です。使用しているデバイスに合わせてサーバーが判断し表示してくれるものです。

別のURLでスマートフォン用のサイトを作る(2つのURL、2つのHTML)

pcサイトのURLとは別に、スマートフォン用のURLを作るということです。それぞれ別で設定ができるので、デザインを組むときには細かく設定が可能です。

ただし、URLが2つあるということは、もし修正が入ったときに2つ直さなければなりません。運営側としてのミスが発生する可能性も否定できません。 

また、別のURLでのサイト作成、動的な配信に共通して言えることですが、表示形式が2つ存在してしまう分Googleが推奨する方法に合わせて確認しなければいけないことが発生してしまいます。これはソースの中身の部分になってくるので割愛しますが、手間やSEO対策としてもレスポンシブデザインにすることを推奨します。

PCサイト、スマートフォンサイトの違いをなくす

別のURLで記載する場合、その内容は極力差異がないようにしましょう。

検索エンジンがモバイルファーストになっている以上、pcサイトに記載があっても、スマートフォンサイトで同様の記載がなければ、検索結果には表示されないことになります。

また、スマートフォンサイトでのコンテンツが少ない分、評価対象になる項目も必然的に減ることになります。多少コストがかかっても、しっかりと評価を受けるためには情報量に差がないようにすることも大切です。

このように、いくつか方法がありますが、少しの対策をするだけで検索順位に大きな差が現れます。
ご自身でスマートフォンサイトを開いたときにも、見やすくきちんと整っている方が良いですよね。

モバイルファーストインデックス対策をしよう

クリニックエールでは、レスポンスデザインをはじめ、モバイルフレンドリー対応やSEO対策もしっかりと行なっています。
モバイルファーストインデックスについてもっと詳しく知りたい、スマートフォン対応にしたい、これを機にホームページを見直したい、という方は、
完全無料でホームページ解析も行なっていますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

この記事を書いた人

篠木 雄大
篠木 雄大
整骨院・接骨院・整体院・治療院専門のホームページ制作会社「クリニックエール」を経営しています。これまでの制作実績は2,000院以上。ただホームページを作るだけでなく、集客も考えたホームページを作ります。